KRAMPUS JAPAN 

 
クランプスはオーストリア、ドイツ、ハンガリーなどの一部の地域でクリスマスの時期に行われている伝統行事です。この地域では「サンタクロース」は「聖ニコラウス」と呼ばれ、クランプスは聖ニコラウスのお供として街を練り歩き、悪霊払いをします。そして良い子にはプレゼントを与え、悪い子にはお仕置きをします。これは人々への戒めであり、また農閑期に春を知らせる意味も持ち合わせています。このような風習は世界にも多く存在しています。日本の「なまはげ」の風習にも酷似していることから、近年インターネット等で「西洋版なまはげ」としても話題になりました。私たちはオーストリア大使館の協力を得て、オーストリアのインスブルック、東チロルのリーエンツを訪ね、現地の人々に祭りの様子を再現してもらい、衣装の着方や声の出し方などのレクチャーを受け、彼らの作る衣装を直接譲り受けるところからプロジェクトのきっかけが生まれました。そして、2015年12月に東京板橋区の志村銀座商店街で、また、日比谷公園で開催された「東京クリスマスマーケット2015」においてもクランプスパレードを実施し、多くのメディアより取材を受け、大きな反響と手応えを得ることができました。今までたくさんのクランプスジャパンのサポートメンバーの皆さんの情熱で生まれた異文化コミュニケーションの場。その楽しさを、もっともっと多くの人に届けたいという願いで、国際文化友好交流や伝統文化継承、青少年育成、そして地域活性化の一翼を担えるような仕組みを考えながら、クランプスを日本中に発信していきたいと考えています。日本における、未来のクランプスにどうぞご期待ください。
 

 
クランプス旋風を巻き起こして日本中を元気にしたい！そんなミッションを掲げて立ち上げたプロジェクト、それが「クランプスジャパンプロジェクト」です。クランプスはヨーロッパでは超有名で、その怖さはとにかく凄く夜の街を行脚する光景は映画のワンシーンを彷彿させるほどです。そんな強面の彼らは実は心優しい聖ニコラウスの付添い人で、悪い子を正す役割を担うというところが何とも愛らしくありませんか？クランプスは、オーストリア中東部、ドイツ東南部のバイエルン州、ハンガリー、ルーマニア北部のトランシルヴァニア地方において、クリスマス・シーズンの間に、聖ニコラウスに同行する国民行事として、毎年、人々を楽しませています。長い歴史を継承しながら今を生きるクランプスを日本に紹介したいという気持ちで立ち上げて3年。2018年、新たなミッションのもと怖福（こわふく）なクリスマスを日本に根付かすプロジェクトが始動しました。